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TOAsss5 ナタリアとルーク

ちょっとアレコレしようと画策中です。
sss書いてある記事を見やすくできないかと目次のような記事があればと、ふと思っただけなのですが。(需要はないと思うけど、私にだけあるのか…な?)sss書いてある記事も少し変更しようと思う。記事名とか。

今いろいろ書きたいなぁ〜という思いが強いので、これが続くまでとりあえず書こうかと。
いつまで持つかわかりませんが、P4も途中で止まってて…(あれ?アビスと同じだ…終わらないと違うゲーム買えないよ)再開したら、また書かなくなると思います。
今のところ、アビスでいくつか書きたいだけ書きたい。

ということで、ナタリアとルークのsss書きました。
友情話です。私はナタリアとルークはこんな感じでいてくれればいいのです。時間軸?それっておいしいの?なのであんまり気にしないでください。
ルークとナタリアの過去はよくわからないので、てきとー&どこかで見たアビスアニメの感想でそういうくだりがあったとかと読んだから使いました。そこから、軽く妄想してガイがナタリアに作り方教えて、ナタリアがルークに教えたけど不器用だから変になったのでナタリアのをルークにあげて、そしたらガイが自分の作ったのをナタリアにあげて、最後にルークが作った盛大に崩れた花冠をガイにあげるとか。すげー幼馴染っぽくねーやべー!って仕事しながら妄想してました。(アイタタタ)
BLBLと言ってる割には、BLはあまり書きたいとは思わない…といいながら、書くのかな?そのときにならないとわからないとか、どんだけ…。

sssは続きから。


「何やってんだ。お前」

そう声をかけられたので振り向くと、見慣れた赤と白が目に入る。いつもの半袖で後ろのすそはだらしなく長く、前は寒くはないのかと思うほど腹が出たの短さの白い上着ではなく、腹を隠す白いショートコートを着込み毛糸の帽子をかぶったルークが立っていた。きっとガイかティアに着せられたのだろう。

「あら…見てわかりませんこと?」

そうとだけ答えると、作業に戻る。

「いや。だから、聞いたんだって」

呆れたような口ぶりのルークに気も止めずに、目の前の雪だまを押す。こちらもちゃんと防寒着を着込み手袋も装着済みだ。大きさはこんなものだろうかと思いながら、雪だまの大きさと形を確認する。胴体の部分はできた。後は、顔を乗せなければと、さっき作った一回り小さい雪だまに目をやる。

「ルーク。暇なら、手伝ってくださいませ」

文句を言わせる前に、雪だまの半分を持つように指示をする。よいしょっと掛け声をかけ、今作っていた雪だまの上に一回り小さい雪だまを乗せる。後は顔を作るだけだ。

「わたくし、雪だるまを作るのは初めてですわ」
「オレも」
「しかたがありませんわね…。バチカルでは雪が降っても、ここほど積もることはありませんもの」

今まで雪だるまというものは本や話で知っていても作ったことがなかったので、初めてこの町を訪れたときから、ここならばと期待していたのだが、今まで数度訪れていたが作る時間と機会がなかった。今回、久しぶりにこの町に訪れ、今まで強行軍であったため少しばかりの息抜きをと各自自由行動の時間を持つことになったおかげで、雪遊びをしている子供たちが去った広場で雪だるま作りをすることにしたのだ。そこにルークが来たというわけだ。
雪だるまの前に膝を突き、最初から用意していた木の枝で顔を作る。とりあえずできたのだが、何かが足りない。

「ルーク。何か用ですの?」
「別に用はないんだけどさ…」
「あら?なら、どうしてわたくしに声をかけたのかしら?」

数歩下がった後ろに立つルークに目を向けずに問いかけながら、首を傾げる。何かが足りないような気がするのだが、何が足りないのだろうか。

「あら…」

進み出てきたルークが被っていた毛糸の帽子を雪だるまに乗せる。

「なかなか様になったんじゃね?」
「ふふ…そうですわね」

巻いていたマフラーを取って、雪だるまに巻いてやる。
きっと、ガイたちには飽きられるかもしれない。が、雪だるまはなかなかによくなった。ルークと二人で短く笑いあう。

「ルーク。前にこの町でわたくしの我儘に付き合ってくださって、ありがとうございます」
「な、なんだよ。いきなり」
「ルーク」

横に立って、一緒に雪だるまを見ていたルークが戸惑った声を上げるが、かまいもせず、突然のナタリアの言葉に慌てるルークの視線にあわせるように体ごと視線を向ける。本当に礼や褒められることに慣れていない幼馴染だ。いや、きっとそうさせたのは彼の周りにいた自分も含む人間たちなのだろう。

「あなたもわたくしの大事な幼馴染ですわ」
「ナタリア」
「あなたはアッシュではありませんかもしれませんが、7年間わたくしと一緒にいてくださったのはルーク。あなたですわ」

手袋を取って、赤くなったルークの手をとって暖めてやる。あれから、ずっと考えていたのだ。
アッシュとルーク。初恋の相手はルークではなくアッシュであった。そうして、幼いころから育てた恋心はアッシュへ。だが、ルークも確かに一緒に今まで過ごしてきた幼馴染で、7年間初恋の『ルーク』だと思っていた。しかし今はどちらも大切な幼馴染で、どちらかを選ぶということにこだわる必要はないと最近思えてきた。想う気持ちの種類が違うだけということだと。前に、アッシュと確かめ合った誓いの言葉を、我儘を言ってルークに言ってもらった。あの時、アッシュとルークが違う人間だと、自分の想いは似ているようで違うと、やっと理解できたのだ。

「ごめんなさい。わたくしはあなたたちに我儘ばかりを言ってますのね」
「…ナタリア。オレ、お前が幼馴染でよかったと思ってるよ」
「ルーク」
「確かに思い出せないことを思い出せって言われるのは嫌だったけど、お前が屋敷に来てくれて、お前とオレとガイで遊ぶのは楽しかったんだ」

だから、お前もオレの大事な幼馴染だ。と言って笑うルークにつられて笑う。
記憶を亡くしてしまったルークに少しでも思い出してもらおうと通ったファブレ公爵の屋敷。ひとつも昔のことなど思い出してくれなかったし、今ではその理由も知っている。だけど、自分たちはその間にまた新しい思い出を作り、幼馴染になりなおしたのだ。国を憂い夕日の中で誓い合ったルークも自分が作った花冠を被せてあげたルークも選ぶ必要などない。二人とも大事な幼馴染なのだから。
そうして、屋敷で遊んだときと同じようにガイが呼びにくるまで、二人で笑い合った。



花冠を被った二人の子供

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