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鬼畜眼鏡sss 佐伯過去捏造(高校時代)

捏造はたのしいです。
いろんな設定で悩まなくていいので。


ドラマCDや設定資料集みたいなのがいくつか出てるらしいですが、今のところ購入予定はないですね。
鬼畜眼鏡関連で買ったものは、ゲームそのものと小説くらいでしょうか。
今後買う予定があるものは、Fanディスクくらいですかねー。また小説でるなら買うかも…(CP次第ですが)
漫画はメガミドなので購入予定は…。


私って…基本的に1作品1カップリングなのかもしれない…(おまっ今更…)
見るのは苦手なんだけど、妄想なら結構いろんなカップリングでしてたりするのでどうなのかしら。


佐伯克哉の高校時代を捏造してみました。
続きからどうぞ。
外を見ると、グランドで各々部活動にいそしんでいる人たちが見える。
ついさっき見た時計の時間をみて、今日は休みだなと所属している部活へ行くことを早々に諦めた。実質、そんなに部活に入れあげているわけでもないし、たまには試合に出させてもらえるがスタメンでもなく万年補欠のようなものだ。3年生が引退して久しいというのに、そんな状態で部活に熱を入れるわけがない。いや、やる気がないわけではないが部活動に青春を捧げているとは言えない程度だ。しかも、自分自身でもバレーに対してそんなに才能があると思えないくらいの腕前である。ある意味当然といえば当然の結果だろう。まぁそんなことはどうでもいいとして、早く帰りたいそんな思いが頭の中を占める。


「…佐伯」


視線を前に戻すと、怒っているような呆れたようなそれでいて諦めたようななんとも言えない顔をした教師が座っている。はぁ…と溜息を吐きながら、進路指導室として使われているこの教室に入ってから繰り返されている言葉を聞くことになった。


「考え直さないのか?オレは佐伯なら今から頑張れば、大丈夫だと思うし。将来のことを考えるともったいないと思うんだ」


教師の声を聞きながら、お互い挟むようにおいてある机に目をやる。そこにはさっきから変わらず、自分の成績表と先日受けた模試の結果とそれにこれも先日提出した進路希望の紙が並べておいてある。今更自分の成績などわかりきっていて見る気もうせるし、模試の結果も右に同じくだ。可もなく不可もなく。学内テストでの成績は中学に入って高校2年の学年末の今に至るまで、中の上から中の下あたりを行ったり来たりしている。格段期待されるほどの成績でもない。模試の結果にいたってもそうだ。なので、進路希望にも自分の成績に見合った大学を選んで書いておいたはずなのに、なんでこの教師はこんなにも志望校のランクを上げるように言ってくるのだろうか。


「佐伯の課題や学力、期中のテストの回答を見てても、授業の内容をちゃんと理解してるし。応用問題にも強い。ケアレスミスが目立つのが難点だが、それさえなければ成績がもっと上がるはずなんだ」
「…先生。オレには無理です。東慶大なんて…そんな自信ありません」
「佐伯…」
「オレは今の第一志望で十分ですし、両親も納得してくれてます。それにオレにはそんな高望みなんて出来ません。…もう帰ってもいいですか?」


教師は諦めたように目を伏せ、溜息交じりの退出の許可を吐いた。その言葉に、失礼しました。と形式だけの礼をして、進路指導室からやっと出ることが出来た。廊下に出た瞬間、はぁぁ…と長い一息が自然と出てきた。教師と1対1という状況にかなり疲れたらしい。そのまま帰ろうかと思ったが、中庭に面した窓から少し肌寒い風が流れてきてるのに気がついた。火照った顔と緊張による体のこわばりを癒そうと、窓に近づいた。
なんで…とまたさっき同じことを思った。自分は今の状態で満足してるし、これ以上成績を伸ばしたいとかましてや日本最高学府といわれる東慶大に…などと考えたこともないのだ。中高一貫校で県内でも指折りの進学校といわれているが自由な校風に惹かれて入ったこの学校でも東慶大に受かるのは、成績トップクラスの人間くらいなのに自分など無理に決まってる。そう、無理せず今の成績で入れる大学へ入って、そしてそれなりの会社へ就職できれば…それが自分の進路希望だ。
それなのに東慶大なんて…また"あんなことがあったらどうするのだろうか"。
あんなこと?


「佐伯?」


突然、声をかけられて、思考の海から引き上げられる。
声がしたほうを見ると同じクラスの友人が数メートル離れたところで手を振っている。学校指定の鞄を肩にかけてるのをみると、彼も今帰るところなのだろう。


「何お前、ぼーっとして。かえんねーの?」
「帰るよ。ちょっと考え事してたんだ」
「あー…。呼び出されたんだっけか。終ったんだろ?行こうぜ」


進路指導室に掲げられた札をみて、何も言わずに納得してくれたらしい。それに肯定とも否定ともつかない顔をしながら、もうすでに背を向けている友人を追いかける。
今さっき浮かんだ言葉も疑問は頭の中から消えていた。

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