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鬼畜眼鏡sss 御克

食べる時、日本人なら箸の持ち方は重要だと思ってます。ナイフとフォークは自信ありませんが、箸の持ち方なら少し自信があります。

御堂さんはナイフでもフォークでも箸でも大変美しく持つんだろうな。食べる姿はきっと様になると思う。
佐伯と太一はふつーに正しい持ち方だと思う。特に太一は実家が実家なので和食を食べる時驚くほど奇麗に食べると萌える。
でも、佐伯はどっちでもいいな。
片桐さんは以外に変な癖があると萌える。
本多はどっちでもいいんだけど、なんか持ち方よりも食べ方がガツガツなんでも食べるんだろうなと思うので。意外に奇麗に箸を使いこなしてガツガツ食べて御堂さんがそれみてビックリしたらいいなとも思う。
秋紀はどーなんだろうか…お金持ちの家だとか言ってたけど…いまいち想像が…


筍ごはん。
鰆の塩焼き。
菜の花の辛子和え。
なめこと三つ葉の味噌汁。
男2人で暮らしていても十分すぎる空間があり御堂のマンションのリビングのテーブルの上に見栄え良く盛られた2人分の夕食があった。


「やっぱり春は筍だよなぁ」
普段は御堂の趣味に合わせて洋食が多いのだが、早めに仕事から上がった今日は帰るついでに立ち寄ったスーパーで見かけた筍がどうしても食べたくなり買ってきた。
筍にあわせ、この時期が旬の食材を揃え、珍しく和食を作ることにしたのである。


あの雨の日の告白の告白から付き合い始め、いろいろあった末、御堂のマンションで同居(なんとなく同棲といわれるのは憚られる)することになり、元より自炊のために料理をすることがあったが御堂がほとんど料理をしないこともあり、家で料理をするのはもっぱら克哉である。
お互い仕事に追われる生活をしているので、基本的には外食やケータリング、デリで済ませてしまうことが多い二人であるが、体や金銭面のことを考えた克哉ができるときだけでもと料理を引き受け作っている。
自分ひとりのために作るのとでは違い、自分の料理を食べてくれる人がいて、その上食べるたびにやわらかく微笑みながら感想を言ってもらえる状態は克哉のやる気を引き出させてた。
そのおかげで、自炊していた時とは比べようもならないくらいに、レパートリーも増え料理の腕も上がり、そして今もその腕は上がり続けている。
(美味しいと言ってもらえるだけで、こんなに嬉しいなんて…)
そう、その一言のために克哉は暇があれば、料理をしてより美味しいものを作れるように努力をしているのである。


テーブルに並べ終わり、ソファーに座り業界紙を読みながら寛いでいる御堂に声をかける。
「孝典さん。ご飯にしましょう」
「…ああ」


カタ、カタ、テーブルに食器が触れる音が響く中。
克哉はある一点をずっと見ていた。


「…克哉?」
「……ぁ、はい?どうしました?塩味足りませんでしたか?」
「いや、そうじゃない。どうしたと言いたいのは私のほうなんだがな」
「え?…えっと…オレ何かしましたか?」


克哉の一言に御堂は気がついてなかったのかと軽く息を吐いた。
さっきから克哉が食事の手を止め、じっとこちらを凝視してくるので、御堂は何か言いたいことがあるのかと声をかけたのだが、克哉自身自分が御堂を見ていたことにすら気がついていなかったらしい。
一方、克哉は御堂の溜息を聞いて、何かまずいことをしたのかとオロオロと視線を彷徨わせている。
(今日は仕事でもこれといったミスはなかったし…ご飯も魚も奇麗にできたと思うんだけど…)
何故かおどおどと視線を彷徨わせ始めた克哉を見て、御堂はもう一度溜息をつき、口を開いた。


「だから、さっきから私のことを見ていただろう?しかも、食事の手を止めてまで、熱心にだ」
「え!?…ぁ」


御堂にそう指摘され、やっとでさっきまでの自分に気がついた。
左手に茶碗を持ち右手に箸を握ったままで、御堂を見ていたらしい。
らしい。というのは自分でもそんな状態であったことが気がついてなかったからである。
そんな克哉を見て、御堂はおかしそうにそれでいて意地悪げに口元を歪めている。


「そんなに熱心に私を見るから、何か言いたいことがあるのか…それとも、私にねだりたいことがあるのかと思ったのだが、な?」
「なんっ!そんなことないです!」
「なんだ。ないのか。本当に?」


そういう御堂の口元は食事中だというのに艶めいて見えて、克哉を落ち着かなくさせた。
顔をほんのりと染めながら目を剃らし、憮然とした声で抗議する。


「もう!御堂さん。食事中なんですから止めてください!」
「ほう…なら、早く私のことを物ほしそうな目で見ていた理由をいいたまえ」
「ものっ!?…はぁ…ホント止めてください。だから、オレが見ていたのは、御堂さんじゃなくて御堂さんの手です」


からかいに本気で焦る克哉をクツクツと喉の奥で笑いながらも、克哉の答えに軽く目を丸くしている御堂のほうに向き直す。


「私の手?」
「はい。御堂さんの手が奇麗だったので」
「…私の手は極普通の手だと思うが」
「いえ。御堂さんの手は奇麗ですよ?でも、オレが見ていたのは手というより、御堂さんの箸の持ち方です」


そう言われて、御堂は箸をもっている自分の右手に視線を軽く落とし、また顔を上げて克哉の顔を見る。予想してなかった答えだったらしく、いまいち理解できてないようだ。
克哉は御堂の手をまた眺めながら、言葉を続けた。


「御堂さんってナイフとフォークの使い方も奇麗ですけど、箸も正しい持ち方で持ちますよね。それを見て、奇麗だなぁと思って…」
「…何を言うかと思えば」
「オレから見ると羨ましいんです。そうやって奇麗に箸を持てるのは」


箸をもっている自分の手は御堂のように正しく奇麗に持てず、少し歪で格好が悪い。これだけはいくら直そうと思っても、なかなか身につかず母親にも苦笑交じりで諦められた。
そのせいか正しい箸の持ち方をしている人が少し羨ましいのである。


「なら、私が君に教えようじゃないか」
「え…でも、昔からこれだけは直らなくて…」
「それなら何度でも教えよう。いつか近いうちには直るだろう。ずっと一緒にいるんだから、な」


END
気に入らなくて、放置していたものを直してうp。
直したけど、あまり納得が…gdgdすぎて…orz

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